宣伝
カメラアングル、照明、商品の配置が少し違うだけで見え方が大きく変わる。難しい分、やりがいのある仕事です。
Ibanez DIVISION 宣伝部 ブランドデザイン
星野楽器株式会社
2019年入社(デザイン学部卒)

ー 現在の仕事について教えてください。
商品宣伝に用いる素材を撮影・編集しています。宣伝媒体は、国内外の各種SNS(YouTube、Instagram、Facebook等)、Webサイト、楽器専門雑誌など多岐にわたりますので、それぞれの媒体や国に合わせた素材のリサイズが必要です。また、Facebookへのマルチリンガル投稿やその他のSNSへの写真、動画投稿も行っています。使用する写真や動画を宣伝部で撮影することもありますが、入社するまで本格的な撮影をした経験がなかったので最初は苦労しました。カメラのピントすらしっかりと合わせることもできない状態だった私も、先輩社員に丁寧に指導してもらったり、実際の撮影現場に同行したりすることで、少しずつ成長していると感じます。今ではひとりで商品撮影に行く機会も増えてきました。いかに商品を魅力的に見せるか、日々試行錯誤しながら撮影や編集作業に取り組んでいます。
撮影の業務は奥が深く、カメラアングルをはじめ、照明や物の配置が少し違うだけで仕上がる写真や動画の見え方が大きく変わります。難しい分、大変やりがいのある仕事です。
また、商品のデザインに関する業務に携わることもあります。楽器調整用の工具やギグバック、製品パッケージのデザインを各商品の企画担当者と一緒に考えたり、そのモックアップ(試作品)を制作したりと幅広い業務を経験できます。ー 星野楽器を選んだ理由を教えてください。
中学生の頃からIbanezのギターを所有していました。他社製品と一線を画すオリジナリティーやテクニカルプレイヤーに向けた精悍なデザインにほれ込み、当時から大好きなブランドでした。また実家の近くにギター工場がいくつかあり、見学する機会に恵まれたことにも影響を受けていると思います。少年時代にギター製作の現場を目の当たりにし、楽器業界に対して憧れを抱くようになりました。しかし、当時はそれも漠然とした目標のようなものに過ぎませんでした。
そして就職活動の時期を迎え、友人に相談しながら何度か企業説明会に参加してみましたが、なかなか興味が持てず就職活動にも身が入らない時期がしばらく続きました。そんなときにたまたま星野楽器の求人に出会い、会社について情報収集をしたのですが、世界に名を馳せるIbanez / TAMAブランドの偉大さを改めて知り、楽器業界で働きたい、憧れのIbanezに携わりたいと考えるようになりました。また自身の性格上、仕事は好きなことでなければきっと長続きしないだろうとも考え、星野楽器を選びました。ー 就職活動をしている学生の方へのメッセージをお願いします。
就職活動をしていると、周りにいる優秀な友人や他の学生達と自分とを比べて自信をなくしてしまうこともあるのではないでしょうか。私にもそうした経験があります。当時は学業にあまり自信が持てなかったこともあり、焦ってなんとか自分を取り繕おうとしたこともありましたが、当然うまくいきませんでした。そこで自分にはどんな強みがあるだろうと考えてみたのです。思い出されたのは、指先がぼろぼろになるまで練習して難しいギターソロをコピーしたことや、失敗を重ねながらも夢中になってギターを塗装したこと。そうした経験の中で、どうしたらうまくいくのかと粘り強く試行錯誤したことや、その過程で形成された価値観、物事に熱中し費やした時間と好きという気持ちこそが、自分の強みだと考えるようになりました。
現在就職活動に取り組まれている皆さんにも、今までの人生で強く興味を惹かれ、夢中になったことがきっとあると思います。
夢中になったその何かを、ひょっとしたら些細なことだと感じているかもしれません。多くの人がやっているから特別なことではないと考えるかもしれませんし、今志望している企業と直接は関係ないかもしれません。しかしそういった好きなことや夢中になったこと、それに注いだ時間はきっとあなたの力となり、あなたを支えてくれると思います。自分らしく自信をもって就職活動に臨んでください。
Q&A
ミニアンケート
Q.学生時代にがんばったことは?
正直、学業よりも音楽というタイプでした。どうやったら安く買えるかとあちこち探し回ってギターを集めては、手に入れたギターでたまにライブをしていました。
Q.星野楽器に入って「これは苦労した……」と思うことは?
本格的なカメラで撮影した経験がなかったため、最初はどうしてもうまく写真や動画を撮ることができずに苦労しました。
Q.星野楽器に入って「よかったな」と思うことは?
自分がデザインした製品がカタチになったときはとても感動しました。
入社して間もない社員にも、こういった機会が与えられる点は星野楽器に入ってよかったと思えることのひとつです。
Q.星野楽器をひとことで言うと?
個性
Q.お休みの日は何をして過ごしますか?
外出するときは大抵リサイクルショップかアンティークショップ、無印良品に行って欲しいものを探しています。バイクで出かけることもあります。
家にいるときはアニメを見たり、楽器を弾いたり、お気に入りの革靴を磨いたりしています。
Q.好きな音楽は?
最近かっこつけてジャズを聴いてみたところ、本当にかっこよかったためハマっています。基本的には80年代の音楽が好きです。
Q.今後の目標を教えてください。
私は中学生時代、Ibanezのj.customというギターが欲しくてたまらず、カタログの該当ページを穴が開くほど読み、大人になったらj.customを買うぞ!と決意していました。そしてとうとう大学時代にj.customを購入することができたのですが、当時カタログを見て毎日ワクワクしていた気持ちを今でも鮮明に覚えています。
大変喜ばしいことに、今では宣伝を作成する側になれましたので、かつての自分のような少年少女たちに夢を与えられるカッコイイ宣伝や動画を作り、多くの方にIbanez製品を手に取っていただくことが目標です。
Q.オフの一枚
お気に入りの革靴を磨いている最中の写真です。
革、指板、肌も保湿が大切だと感じる今日この頃です。

Job Report
私の仕事レポート
製品紹介動画ができるまで
アコースティック・ギターの製品紹介動画が完成するまでの工程をご紹介します!
担当者から私の元へ届いたアーティストの演奏動画をベースの素材として、その中に挿入する製品カット(通称Bロール)を撮影し、編集して仕上げていきます。
製品カットの撮影を行うにあたって、ギターのどの部分をピックアップしてアピールするかアコースティック・ギターのプロダクト担当者と話し合います。動画の長さや文字情報、イメージなどを相談して動画の方向性を定め、打ち合わせを通じて必要となる動画や写真を決定していきます。
撮影する動画や写真によってその方法や場所はさまざまですが、今回はTAMAドラムの工場である星野楽器暁工場で撮影することにしました。暁工場の2階に撮影用のスタジオスペースがありますので、本社から社用車にギターを積んで移動します。
撮影の様子です。スマートフォンの普及により、今や誰でも気軽に写真や動画が撮れる時代ですが、宣伝に使える動画をしっかり撮影しようとすると、とても難しく感じます。ゴミやホコリが写り込んでいないか、コントロール・ノブやペグなどの位置は正確かなど、照明を使って細かい部分まで確認しながら撮影を行います。
今回撮影した写真の内の1枚です。木目が綺麗なギターを撮影するのはとても楽しいですね。
入社前はスマートフォン以外で写真撮影をした経験がなく、まだまだ未熟な私ですが、先輩社員からアドバイスをもらいつつ試行錯誤する日々です。
さて、撮影を終えて星野楽器本社に戻ってきました。これから動画や写真の編集を行います。
今回制作するFingerstyle Collectionの動画は、シリーズ3本目となります。同じシリーズの過去2本の動画の雰囲気を踏襲しつつ、これまでの動画とのバランスも考慮して仕上げていきます。
